いきなりのことで、ビックリした。

『ルナって、好きな奴いんの?』

<好きな奴いんの?>

<スキナヤツインノ?>

<sukinayatuinno?>

頭の中で、何回その言葉を変換したか・・・。

当然びっくりしたあたしは、ただ驚いただけ。

・・・好きな人。

今は、わかんないけど。

何だろう、この気持ちは。

たぶん、あたし・・・ユウキに一目惚れしちゃったかも。

どうしよ!

悪魔に恋しちゃいけないのに。

どうしたらいいの・・・。

「なぁ、ルナ。聞いてんの?」

ボーっとしすぎて、ユウキの話の答え言って無かった事に気づく。

「で?いんの、好きな奴」

「・・・いないよ?」

この答えが、一番Bestだと思った。

今の、あたしには。

ユウキは、好きな子いるのかな。

いたらその恋を、応援してあげたい。

だって、あたしがユウキを好きになっても実らない*恋*なんでもんね。

ただいま、PM 7:00.

もう少ししたら、パパが帰ってくる!

パパは、あまり飲み会とかにはいかないんだ♪

体にもいいし、なんたって嬉しいし!

ユウキも絶対気に入るよ!

ガチャ。

「ただいま~」

あ!パパが帰ってきた!

下に降りないとね~。

「ルナ~、パパが帰ってきたわよ~!」

「は~い♪ユウキ、行こ!」

「うん」

バタバタバタ。

「おかえりなさ~い!」

「ただいま、ルナ」

「お邪魔してます(ニコ」

「おぉ!君が、ルナの彼氏かい!」