愛澤さんは無表情のまま早瀬に視線を向けた。 早瀬は視線を合わせないようにする。 『……』 どういう人か見極めているのか? そう思ったけど、なんかこの時の愛澤さんは違うような気がした。 ずっと無表情の顔を見てきたからわかる。 無表情だけどいつもとちょっと違った。 目が睨んでるように見えたのだ……。 見た目からして嫌ってるのかもしれない。 この時はこう思った。 けど、違ったんだ。 それは5時間目の体育の時間にはっきりした。