「お前の次の日なのは俺が決めたんじゃないからな!?」
『知ってる』
「向こうが決めたんだからな!?」
『だから知ってるって』
何言い訳するように言ってんだこいつ。
「お前の真似したわけじゃ……」
『いいから早く書きなよ』
愛澤さんは早瀬のウザさにイライラしてたらしく、冷たく言って早瀬の言葉を遮った。
早瀬は大人しくなり持ってきたプリントを書き始めたが、
「25日なくね!?」
すぐに驚いた声を上げた。
こいつプリントの内容見てないんだな。
「早瀬、一応面談の日にちは28、29、30日になってるがこの三日に来れない場合は来れる日にちを書くんだ」
俺は日にちを書く欄を指差しながら説明した。
早瀬はふーんと言いながら言われた通りに日にちを書く。
愛澤さんも早瀬も普通の日にちには来れないのか。
親見てみたかった……。



