『安心して、この人は私のクラスメートの人。全く真っ白に関係ない人』

「…………ちょ、愛澤さんそんな薄情な紹介……」



真面目にショック受けてツッコミ遅れてしまったよ。
変に悪口言われて弟くんのイメージダウンされるよりはましだけど、そんなはっきりと関係ないって……。



「ふーん……」



ほら、海璃くんだって興味なさそうにしてるじゃん!!
興味ないのもちょっと嫌だよ!?



「…………もしかして寅沢っていう人?」

「え、なんで俺の名前……」



と、思い気や海璃くん俺のこと知ってるの?



「めー姉ちゃんが言ってた」



…………なんて!?

思わず愛澤さんを見ると愛澤さんは焦るように動揺してる。

愛澤さんが俺の話を!?
俺の!?
ヤバい……。
嬉しい…………。



「な、なんて言ってたの!?」

『寅沢くん聞かなくていいよ?』

「いやいや!俺の話なら俺が知らなきゃダメじゃん!」

『大した話してないし』

「なんて言ってたの!?海璃くん!」

「学校にM男がいるって」
『海璃!!』

「は?」