嫌いなあいつは婚約者




父さんにどいて貰った本来の理由を忘れて、私は目の前の美味しそうな料理に釘付け。




まぁ、いつもよりは美味しそうじゃん!







そのとき前から「うわっ!!うまそー!!!!」と、子供じみた声が聞こえた。







はっ!


そういえば誰かいたんだっけ!!






思い出した私はすぐさま前を向く。









視界に入ったのは、さっき街でぶつかった、あの、我が儘クレープ男だった。











.