やばい、泣きそう…。 涙が滲んで視界がぼやける。 そんな視界の中、向こうから自転車がやってくるのが分かった。 その自転車を運転している人は、携帯をいじって、前を見ていない。 そのまま、幹也くんの方へと突っ込んでいきそうだ。 そして、危ない!っと思ったとき、既に私の体は動いていた。 .