とりあえずこの失礼な人を家から追い出そうとすると、タイミング悪く携帯が鳴った。
「…はい。」
「瑠璃、悪い!家の鍵無くした。」
「えっ、鍵を!?」
もしやと思い、私は視線を目の前にいる人に向ける。
その人は由紀が持っているはずの鍵を私に見せびらかすように振り回していた。
「っなんであんたが!?」
「どうした?」
「別になんでもない。」
そう言って、何か言いかけてたのを遮り、電話をきる。
視線を感じ顔を上げると、何故か私を睨むように見下していた。
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