バタンッと聞こえた大きな音で目が覚める。
体を起こすと、窓から見える空はもう赤く染まっていて、長い時間寝ていたんだと分かった。
あ、水菜!
次の休み時間に来る、と言った水菜の姿を探してみると、ベッドの脇に私のかばんと、ぐっすり寝てたから先に帰るね、という水菜からの伝言メモが残っていた。
「迷惑かけちゃったな…」
ベッドから降りたとき、ギシッという音が鳴る。
すると、その音に反応したのか、カーテンの向こう側から「誰!?」という声が聞こえた。
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