「まっ、松っごほっごほ…」


びっくりして声をあげた私は同時に咳で噎せる。

そんな私に松田は、窓の鍵を指刺し開けろとジェスチャーした。





窓にいる松田を、取りあえず部屋に向かい入れる。
やっと出た鼻声でベランダにいた経緯を聞くと、
どうやら水菜が松田に連絡をとって、看病するように言ったらしい。



水菜の優しさには感動するけれども…


今の私の格好を見てみると、髪はボサボサ、服はパジャマで、化粧も全くしていない。




恥ずかしすぎるっ!
と、一人悶々していると、松田が声をかけてきた。








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