「ん?…ま、ままま松田!?」 私の肩を掴んでいるのは、紛れもなく松田で、 上着を着てるといっても、薄いカーディガンのようなもの。 直に触れられてるみたいに、松田の体温が私の肩に伝わる。 ドキドキとしている胸の高鳴りを感じていると、松田は私の肩を離した。 「っ、悪ぃ」 「いっ、いや、別に大丈夫」 ぱっと私から離れ、一瞬罰の悪そうな顔した松田は、はっとした顔に戻り、私に話しかけてきた。 .