「プールだぁぁぁっ!!」
喜んで走って行くユウくんたちを追いかける。
ユウくんは松田に任せてウミちゃんと一緒に着替えると、貴重品をロッカーに預けて更衣室を後にした。
「あー、遅いよウミ!姉ちゃん!」
「ごめんねユウくん。お待たせ!」
私たちを呼ぶユウくんの隣には、当然ながら松田が立っている。
当たり前なんだけど…まぁ、上半身裸で…
とにかく、程よく引き締まった体が目に入る。
つい凝視していると、目が合ってしまった。
「なに?」
「い、いやいやいや!なんでもないよ」
焦って目を逸らすけど、今だに疑い深い目で私を見てくる。
心臓に悪いからそんなにこっちを見ないで!
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