それは俺が中学生のときにさかのぼる。


俺は同じクラスの長谷川真由香に想いを寄せていた。
俺は夕方の教室で真由香に告白をした。
『俺、長谷川が好きだ。』
「あたしも…小嶋くんが好きです。」
そう、俺は中学でも小嶋優で通っていた。
『これからは長谷川は俺の彼女な。』
「うん!よろしくね★これからは…真由香って呼んで?」
『真由香、俺のことは…紫音って呼べよ。』
「え、紫音??」
俺はメガネをはずす。
『俺、小嶋優は…アイドルの高宮紫音なんだ。』
「え、紫音?」
『うん。まだ有名にはなってないんだけど…。』
「あたし知ってるよ。雑誌で見た。あなたが紫音だったんだね。やっぱりあたし見る目あるなぁ。」
顔を赤く染めて言った。
『その顔…俺以外いに見せるの禁止な?』
「え…?んッ!」
俺は真由香にキスをした。
「ちょ、紫音ッん!ひ、人ッきちゃうッ!」
『大丈夫。みーんな帰ったから。』
「いじわる…。」
そう言って真由香は俺に身をゆだねた。
幸せだった。


あの時までは――…