走った楓を追いかけていると、学校へ着いた。
楓って以外に足はやっ。
もう靴箱にも居ないし。
靴を履き替え、教室へ向かう。
その途中に、女子生徒が俺を見てキャーキャー言ってる。
やっぱ、人気はあるんだな♪
ファンサービスとしてウィンクでもしとくか。
あ、できないんだった。
事務所から、女子生徒とは必要以上に相手にしないことって、
言われてるから話したりはしないけどね。
教室へ入ると、そこには既に上野と話している楓の姿が...。
鞄を置いて、楓に近づき楓の肩に手を回す。
「ひゃっ?!」
驚いた声を出す彼女。
「楓さぁ、俺を置いて行くなよなぁ...」
頬を膨らまして言う。

