さっきまで、あんなに怒っていた玲王も...。
「...そうだな。 悪い、言い過ぎた」
気まずそうに謝った。
そんな玲王を見て、陽斗と郁斗は
「「ごめん、俺が悪かった」」
と声をそろえて言った。
流石双子!
それが可笑しいから、涙も引っ込んだ。
陽斗たちもこういったあとに、顔を見合わせて声が合ったことに笑ってた。
そして、それにつられて玲王や凌も笑う。
由樹も帰ってきて、事情を聞くと吹き出して笑った。
ピリピリした空気が今は、笑い声に包まれている。
凌がいるから、こんな風に変わるんだ。
凌はやっぱり、このSHOOTのリーダーだよ。

