【完】SHOOT~あなただけのマネージャー~




すると陽斗、郁斗、玲王の順に頭に拳骨が落ちた。



「「「痛っ」」」



3人は拳骨が落ちたところを手で押さえ、後ろを振り向く。



私も涙目で彼を見る。






「――――凌...」




そこには、まだ右手で握り拳を作っている凌がいた。



怒っている表情で彼は言った。




「お前等、たかがCMで......たかがじゃねぇか...」




怒鳴るかと思ったら、噛んだ。



少し笑ってしまう。




気を取り直して凌は。




「余裕なさ過ぎ。こんなのでいちいち喧嘩してたら、この先身が持たないぞ?」



と優しく言った。