玲王と由樹の言葉に、凌は納得した様子だった。 そして、私に近づいた。 「改めて、高橋凌。よろしくな、マネージャー」 手を差し出し、笑いかけてくれた。 その凌の手を握った。 「佐山楓。これから、色々と忙しくなるからね?」 そう言うと、「良い度胸したマネージャーだな」と笑った。 あの後、国語準備室の中でどうして今まで居なかったのか聞くと、 カゼ引いてたんだって。 39度ぐらいの高熱出して動けなかったらしい。 体調管理に気をつけなきゃね。