国語準備室へ行くには、売店の前を通らなければならない。 売店の前を通ると。 「あっ、凌!」 この少し低い声は...... 「おっ、玲王に由樹!」 凌は玲王と由樹の元へ行く。 「お前休みすぎだろ」と玲王にバシッと叩かれる。 「おわ、ちょ、辞書落ちるっ」 「あー? 3冊も...。なに、勉強?」 離れた場所に居るせいか、少し寂しくなった。 すると、由樹が私に気づいた。 「楓ちゃん、凌と一緒だったんだね?」 と話しかけた。