《記者:どういうところが気に入りました?》
《玲王:そう、ですね...
(あいつは)頑固で、強情で、人の話なんか全然聞かないんですけど...》
いったん言葉を切ると、画面の中の彼は頬を緩めて、遠くを見た。
《ほんと、笑顔がとびきり可愛いんですよ...
あ。...いや、あの......すいません》
《(会場爆笑)》
「だーっっ、何見てんだよあほ!!」
あたしが見つめていた、テレビの前に立ちはだかる。
普段まったく見ない、真っ赤にさせた顔。
直接テレビの電源を切り、不機嫌そうにどかっと座り込み、胡坐をかく。
「......」
じっと、何も言わずに見つめる。

