「だから、結婚するのが早すぎたとか、そんなのどうだっていい」
「俺は、今がいいんだよ。
楓がいて、奏音がいて、めちゃくちゃ幸せな今がいいんだよ」
玲王の言葉に、さっきまで深く突き刺さっていた棘が消える。
そっと寄り添うと、彼はギュっと力を入れて抱きしめた。
もう、ほんと大好き。
「おーい。俺たち忘れてねぇかあ?」
郁斗の間の抜けた声に、ハッと我に返る。
「いいねぇ。僕も結婚しようかな」
「お前、相手いないだろ」
「僕は気に入った人ならだれでも...あ、なんなら陽斗、僕と危ない世界わたってみる?」
「っ!!?」
「まあ、お二人はそんなご関係で...。
あの、会見の準備が整いました」
和香さんの声で、玲王があたしを離す。

