「たっく、いい加減慣れろよなー...」



頭を掻いて、ニッと笑って私の方を向いた。


凌のその瞳を見つめていると......



......赤くなった。




「そんなに見んな...」




照れたのか、屈伸をしていた由樹たちの元へ行った。


私、凌に告白されてた。


...返事しなきゃ。


待たせれば待たす程、期待させちゃうんだ...。




私には、玲王が居る。





......でも、玲王は......。






「...いッ......危ないッ!!」



へ......?




上を見上げると、今にも崩れ落ちそうな木材。




あ......。体が動かない...?



金縛りにあったように、動かない体。