私の顔を覗き込む。 「一緒に居られますよーにって......ッ~」 何本気で答えてんのよ!! つい素直に答えちゃった......。 焦る私にポンと頭に手を乗せた。 「居られると良いな......」 優しく笑った。 うん......そうだね...。 これからも一緒に居たいよ......。 鎖に掛かった淡いピンクの錠を愛おしく眺めた。 でも、わたしはともかく玲王は芸能界の人間。 この"幸せ"が壊れてしまうなんて、このときは予想もしていなかった。