「もぉ、急に止まらないでよぉ......」 何の返答もない。 ひょこっと玲王の背中から、顔を覗かせる。 わぁっ......。 水色で透き通った湖があった。 無意識に進んだ足。 "上手く進めば、綺麗な湖に会える" この湖だったんだ......。 本当、息を呑むほど綺麗。 見入ってしまうほどに。 「綺麗だね......」 「あぁ」 湖の側にあった石に腰掛けて、水の中に足を入れる。 ひんやりしてて気持ちいい......♪ 水の冷たさに癒されていると、隣に玲王が座った。