「......い......おいっ!」
「へッ?」
顔を上げると同時に現れた石の柱。
「ったぁ......」
痛くておでこを擦る。
てか、痛くて涙出てきた。
「アホ。 何回も呼んだろ? 危ないって」
だって、考えごとしてて気づかなかったんだもん!!
キッと睨むが、睨み返され呆気なく沈没。
よくよく考えてみれば、そこら辺に骸骨あるじゃん!
「ぎゃッ!!」
生首ーーッ!!!!
落ち武者の生首があって、思わず叫ぶ。
「うるせぇな、作りもんだろ」
冷静な玲王。
分かってるよ!!
分かってるけど、怖いのは怖いのー!
妙にリアルだし。

