【完】SHOOT~あなただけのマネージャー~

【凌side】



このエメラルドグリーンの海を眺められるのもこれで最後か.........。


最後、楽しむべきなのに。




「ねぇ、暇なら俺等と行動しねぇ?」



「へ? いや、暇じゃないんで......」



男に絡まれて、素直に返す彼女。


握りしめた拳が震える。



なんで楓は、今日も可愛いんだよ!!///


グレーのパンツタイプでパーカー羽織ってるけど、トップで作られた小さなおだんごヘア.........。



可愛すぎる////


楓のことが好きだって気づいてから、妙に意識してしまう。



楓の隣に座るのもムリ。


楓と目合わせるのも、なんか苦しい。



頭の中で苦しんでいると、楓が一人の男に腕を掴まれた。


その瞬間。



「いって......何すんだよ......」



男の手首を掴んでいた。


男は驚いたのか、楓の腕から手を離し俺を見る。