こんな状況がイヤだった苦しかったから、私は少し離れて。
「このテディベアのキーホルダー可愛い♪」
明るい茶色でつぶらな黒い瞳で見つめる、手のひらサイズのテディベア。
赤のリボンが印象的だった。
和むなぁ......。
「それ、欲しいの?」
玲王が隣で言う。
「欲しい、けど......ちょっと高いから良いよ」
これ買っちゃったら、お土産代足りなくなりそうだからね。
さ、真央のお土産買わなきゃ!
テディベアのところを離れて、クッションなどが置いてある場所へ行く。
玲王がじっと見つめていたのは、あんまり気にしなかった。
「ありがとうございました~♪」
真央にはポーチとマグカップを買った。
喜んでくれると嬉しいな♪

