【完】SHOOT~あなただけのマネージャー~





「やっぱり分かんねぇから、これから探す」



普段見せないような笑顔を見せる。


不意打ちは止めてよぉ......。


このままじゃ.......。



「あのね......玲王......」



「ん?」



優しく耳を傾けてくれる。



続きを言おうと口を開けた瞬間。



《この記憶が消えてしまっても~♪》



「ひゃっ??!」



携帯の着信音が鳴り響く。



「その曲って、俺たちの?」



「うっ、うん......」



私、何言おうとしてたのよー!!


あのままこの着信音が鳴らなかったら、告白してたかも―――......。



良かった。とにかく良かった。