【完】SHOOT~あなただけのマネージャー~





「おはよーっ」



陽斗が寝惚けた目をこすっていた。


そんな陽斗を見ると、可愛くて笑っちゃう。



「あれー、楓ちゃん郁斗と一緒だったんだね?」



由樹が驚いたように聞いてきた。



「どういうこと?」



「ついさっき、玲王が楓ちゃんが戻ってこなかったって言って浜辺に向かってたから......」



ウソッ.........



「楓ちゃん?!」



気づいたら浜辺の方へ走ってた。



明るいけど、見当たるのはサーファーの人ばかり。



どこに居るの??



広い......広すぎるよ...。



諦めかけたとき、倉庫のときのことが頭に浮かんだ。



玲王は、私を見つけ出してくれた。



だったら、私も必ず玲王を見つける!!