そう考えていると。
「へ?玲王?
どうかしっ、キャッ......」
楓の手首を掴んでベッドに押し倒した。
「なにする、んん゛?!!」
醜い嫉妬心を抱き、強引に唇を重ねる。
「はなし...て......」
煩い......黙れよ......。
そして、無理矢理口を開けて舌を入れる。
我を忘れて、絡める舌。
すると、瞳から一筋の涙がこぼれ落ちる。
「...くっ......ひくっ......」
その涙で我に返る。
「なんで......何でこんなこと......」
パシッ!
「玲王なんか......大ッ嫌い!!」
頬を叩かれる。
軽蔑した目で俺を見て、部屋から出て行った。

