そんな楓を愛おしくて見つめる。
「っ......マネージャーのくせに......」
憎しみの声が囁かれているとも知らずに。
「撮影入りまーすっ」
メイクも全て終え、セリフ確認もする。
「頑張って!」
楓が小さく応援した。
そんな小さなことでも、すげぇ嬉しい。
ポンと楓の頭に手を乗せる。
「あぁ」
そう言って配置につく。
坂の下でスタンバイする。
(♥KEEP OUT♥~この恋は立ち入り禁止~を読んで頂けると分かります>_<;)
これから木之本が落ちてくるんだよな。
ちゃんと支えねぇとケガするし。
誰か代わりにやってくんねぇかな。

