【完】SHOOT~あなただけのマネージャー~




大スキ......



なんか......ムカつく......。




「俺のファン? 有り難いねぇ~」



「演技最高でしたッ」




興奮気味に葵と話す楓。



それは二人だけの世界に入っているみたいで......。




「良い雰囲気だね~」



俺の隣に立つ木之本。



確かにそうだけど、はっきり言われると苛立つ。



ベタベタするなよ.........。



心の中に黒いものが流れてきた。



「チッ」



見るのがイヤで目を伏せ、強く拳をつくった。