「あたしを忘れて―――」
「仲良いね2人共」
木之本が何か言おうとしたがそれを遮った葵。
面倒臭かったから救われたな。
「二人って俺等のこと?」
そう聞くと「うん」と頷いた。
楓が何を言うか耳を傾けていると。
「キャーッ、葵くんだぁ!!」
嬉しそうにピョンピョンと跳ねる楓。
え.........?
「なんだぁ、玲王知り合いなら言ってくれても良いじゃん...」
不満そうに俺を見る。
どういうこと?
「私がいつも見ていたドラマに出てて、だいっすきなんですよ!!」
頬をピンクに染めて急に照れだした楓。

