普段滅多に怒らない楓に叱られ、正直驚いた。
「でも、仕事に穴あけるなんて...」
「あたしはSHOOTのマネージャーよ?! 大丈夫だから!」
楓に言われて、俺は決心がついた。
「ごめん由樹...、俺杏花のところに行くっ!」
由樹にはすごく迷惑かけると思う。
でも由樹は、頷いてくれた。
そして楓に。
「ごめん...マネージャーにも事務所にもすごく悪いことしてると思う......」
頭を下げて謝る俺に。
「そんなことしてる暇ないでしょ? 早く、杏花ちゃんの所に行ってあげて?」
楓の言葉に頷くことしか出来なかった。
そして俺は、楽屋を出て急いで杏花のいる小学校へ行った。

