【完】SHOOT~あなただけのマネージャー~





「分かってる...」




傷つけたくない。



ただそう思うだけなのに、楓の前では傷つけてしまう。


「それに、楓ちゃんの前ではかっこよくいたいだろ?」


え...?

由樹はニコッと笑うと、そのまま部屋から出て行った。



え、え、お?

今の...



「どーすりゃ良いんだよーーーっ!!」




由樹が居なくなったあと、俺は一人吠えた。




――――――――――――――



番組収録当日。




事件は起こった。




携帯の着信音が鳴り、出る。





「はい......
 えっ?! はいっ、分かりました!!」





「どうかしたの?」




心配そうに楓が聞く。












「杏花が...倒れたって......」