「べっつに、イヤとかじゃなくて......
やっべー、収録緊張するなぁ...」
話題を変えて、この話しから逸らさせる。
あんまり楓も、気にしていないみたいで良かった。
ハァと一息ついていると。
「凌、肩の力抜いて落ち着け?」
由樹が俺の肩に手を置いて言った。
「あぁ...」
「あんまり楓ちゃんを心配させるなよ?」
言い聞かせるように、由樹は少し笑った。
由樹とはジュニア時代からの付き合い。
一つ年上だけど、敬語なんて使ったことない。
小さい頃から、よく見てくれる兄貴みたいなもんだったからな。
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