【完】SHOOT~あなただけのマネージャー~




眠れないと思っていたけど、いつの間にか寝ていた。



だから、睡眠不足ではない。



今日は祭日で、学校休みだから事務所に直行。




「おはよーございまっす」



元気に部屋へ入り、被っていた帽子をとる。



すると、奥から楓が歩いて来て視線がぶつかる。




「おはよ~凌♪」




明るく笑顔で返す。



うぉっ??!


なんか胸が苦しいんですけどっ?!!



ギューッて心臓握られたみたい。




荷物を置くふりして、楓から目線を逸らす。



なんだったんだ...、あの苦しさは...!



頑張って冷静になろうとする。