「そういうのじゃなくてっ!!
...こういうのは、自分で気づくべきだと思うから、もう知らない」
そう言うと、杏花は冷蔵庫からジュースを取り部屋へと戻った。
...反抗期。
気づけって言われても、何に気づけばいいか分かんねぇし...。
あーーーっ、モヤモヤする!!!
また楓に話そうかな......。
そう考えたとき、楓の笑顔が浮かんだ。
それと同時に、このモヤモヤは楓に話すべきでは無い、と直感した。
訳の分からないこのモヤモヤ。
俺は、この先このモヤモヤを消せないまま、仕事をしなきゃならないのか??!
由樹に殴られるーーーっ!

