ちょうど、 俺があの街を出る前… テスト前の時。 「…なぁんで陽太って勉強できるのー?」 「それ何回目だよ…」 「だって…」 「ほら、ここ、わかんないんだろ?」 「…わかんない、けど」 「なら説明するから。ほら、いくぞー」 「う、うん…」 俺は、柚に一通り説明した。 そしてら… 「相変わらずわかりやすいー」 「そ?」 「うん! ありがとー!!」