「……」 麻古が最近…体調の悪いのはわかっていた。 でも…コイツは更なるキャリアを積んで出世する為にイタリアに来た。 半年間でやるはずの仕事を…3ヵ月で終らせる。 かなりチームの中では反発もあるが…俺は…早く…麻古から離れたかった。 仕事に私情を挟むなんて…初めてだった。 それだけ…麻古の存在が…俺にとっては脅威で… クールな俺を壊していく。 恋をすれば人は変わると言うのは本当だった。