勿 忘 草 ー記憶喪失の恋ー【下】



「そうかよ…」


「え…?」


「この俺…神門亜蓮を裏切った上に…婚約者として拒んだことをせいぜい後悔するがいい…」


「ぇ…?」


亜蓮はまたあたしを壁に押した。