デート。怜美は来てくれるだろうか。でも、一回でいいから怜美とデートもしてみたい。


俺は結局怜美をデートに誘うことにして、その日の夜、怜美に電話した。


「怜美?今、大丈夫?あのさ、今度の日曜日暇?暇なら、一緒に出かけたいんだけど…いいかな?」


『それって、デートってこと?』


「うん。そーなるかな?」


『うん!!行きたい!勇真君とデートしたい!!』


「わかった。んじゃ、日曜日の10時に若葉駅前に集合な」


『うん!バイバイ!!』


そう言って、俺は電話を切った。日曜日か………。楽しみだな。