「れおんさ〜ん。次、撮影です」


運よく、スタッフが来てくれて助かった。このままだったられおんの尋問にくらうとこだった。


「ほら行けよ。撮影だろ?」


「………あとで、詳しく話聞かせてもらうぞ」


「だから、なんもねーって………」


最後の言葉は、聞こえるか聞こえないかの声になった。


結局、れおんにバレたのは言うまでもない。俺はれおんに弱いのだ。