【勇真side】



明日か………。


あの撮影以来、寝ても覚めても彼女のことを思ってしまう。
そんな自分に嫌気が指し、とうとう覚悟を決めた。



………明日、告白する!!


ただ、やっぱりフラれたら………、という思いもあり、なかなか踏み出せない。



―――プルルルルルッ!


「うわっ!なんだ、ビックリさせんなよ………」


いきなりなった携帯。


俺はそれをとり、ディスプレイ表示を見て誰からかかってきたのかを確認する。