声が、掠れるようになってしまった。 わたしが殆ど使うことのない、声。 けれども、わたしは戸惑っていた。 そんな時に現れたのが、『魔女』だ。 なぜか、『魔女』はわたしと同じ声をしていた。 ――わたしの声と魔女の何か――