女になった私は


生きる為に、
お金の為に、
ごく自然に、

嘘が真実であるかのように…

偽りの涙を
流しながら心で嘲笑い

嘘で塗り固められた言葉を
誰よりも優しく吐いた。

他人なんて利用するだけ
利用すればいいって思ってた。



いつからか嘘に囲まれて
本当の私がどれかなんて
忘れてしまった。


どうだってよかった。

美しい事なんて
何一つなかった。