ぼーっとしてたら、
昨日の咲坂巧くんが話しかけてきた。

「…どうしたー??」

「…!!」

「なにぼーっとしてんの?!」

「あっ…あぁ、ちょっと色々考えてた…。」

「そうなんだ?」

にこにこ笑顔の咲坂くんの周りには、たくさんの人が集まってた。
男女問わず、たくさん…。

「私、唯ちゃんと友達になりたいんだけど♪」
その中の一人が言う。

「…えっ、私??」

「そう♪」

ストレートの茶髪で、明るくて美人系の子が咲坂くんの腕を揺すって「紹介して~」と、言ってた。