恋の家庭教師


とは、言ったものの…

もう眠くはないんだけど…

なんて言えず、拓さんに強引に連れてかれ、蓮くんのベッドへ誘導させられた。


「おやすみ。俺も寝てくるからまたね」

と、言う拓さんはなんか眠そう。

「はい。…あっ!」

「ん?」

「朝ごはんは私がきちんと作るので、拓さんはゆっくり寝ててください。」

「あー…ありがと」

ニコッと笑うと、
拓さんは戻っていった。

絶対あの笑顔に惚れちゃう女の子いるだろうなぁ…素でやってるみたいだし…。

すごいなぁ。


眠くはないけど蓮くんの香り嗅ぎたいし(←変態)とりあえずベッドに寝転がる。


「いい香り~」

…かけぶとんをかけると、蓮くんに抱きしめられてるみたいな感覚…。