先生が居なくなってから早二週間が過ぎた。

私は今日から学校に行く。

私が停学中にお菓子部には2人の生徒が入部したと大馳君からメールがきた。

栗栖さんも大馳君も私が停学中に毎日メールや電話をしてくれた。

何気ないただの会話が私は嬉しかった。

先生からも毎日メールがきている。

忙しいはずなのにわざわざ私にメールをしたり電話をしたりしてくれた。

私は先生のメールを見つめ気合いを入れた。

私は玄関のドアを開けた。

すると目の前に1人の男の子が立っていた。


「おはよ、姫羅」


目の前に立っていたのは大馳君だった。