「糞兄貴!!!キモイこと言ってんじゃねーよ!!」
「愛のプレゼント?は?ガキが調子乗ってんじゃねぇよ」
先生と大馳君は栗栖さんを睨みつけた。
栗栖さんは「顔怖いですよ」と笑顔で言っていた。
「‥先生と大馳君って‥似てますね」
「「は?」」
「…ごめんなさい」
私は2人に睨まれ素直に謝った。
先生は溜め息をつき私を抱きしめた。
「お前は誰の?」
みんなに聞こえるように先生は言う。
「……先生の‥」
私が赤くなりながら言うと大馳君が「ムカつく」と言ってそっぽを向いた。
「ん。お前は俺の。蒼空からのプレゼントで喜ぶな。お前は俺が与えるもので笑って喜べばいい。わかったか?」
「はい‥」
私はあまりの恥ずかしさから俯いた。

