「…魅美ちゃん‥私似合わない‥」


私がシュンとしている、魅美ちゃんの溜め息がした。


「姫羅ちゃん、一回みんなに見てもらおうね」

「え!?似合ってないよ!?」

「いーから、いーから」


私は魅美ちゃんに手を引かれて試着室から出た。

どうやら私が最後だったらしく‥みんなが振り返った。


「え‥姫羅ちゃん?」

「うそ‥」

「湊ちゃんだ‥」

「すげー」


私は凄く不安になった。


「‥やっぱり…私には似合わないよ、魅美ちゃん」

「「「「「「は?」」」」」」


私の言葉にみんなはなぜかポカーンとしていた。

魅美ちゃんは溜め息をつきながら言った。


「‥姫羅ちゃん…あなたかなり似合ってるよ」

「え!?似合ってないよ!」

「いや、かなり可愛いから」


私は魅美ちゃんの言葉にポカーンとなった。