「梓煕様と別れてほしいの」

「なっ!?」

「私みたいな色気のある女の方が梓煕様には似合うわ」


如月さんは口元を上げ私をみている。

私は下唇を噛みしめた。


「ねー、別れて?お金なら沢山あるわ。彼氏がほしいなら見つけてあげるわ」

「…」

「だから…別れてよ」


私は真っ直ぐに如月さんを見た。

そして私は叫んだ。


「先生は誰にも渡さないんだから!!!!!」


私が叫ぶと如月さんはびっくりしたのか立ち上がった。

そして私を睨んだ。